いつの間にか、
一緒にごはんを食べている、それがナンパ男
☆ナンパ男とご飯
気づくと、ナンパ男との出会いから1ヶ月ぐらい経っていた。
メッセージと電話で仲良くなってきたと錯覚させられている頃。
(あれから、勧誘などはちらつかせてこなかった。)
「次の土曜に会いに行きたい!夜ご飯でも行こう!」ということになった。
私はてっきり、19時~20時ぐらいのイメージしてて・・
こっちには、22:00に着くというではないか!?
あまり出歩かないインドアな私は、馴染みのお店もないし、夜の町は少し怖い。
気の知れた友達となら楽しい夜の町も、ナンパ男とじゃ不安が勝る。
「22:00頃は、バスがないから」と言ってみたものの、スルーされた私の主張。
しかもまだ、友達枠にも昇格していない人。
実際には一回しか会ったことのない、あの日ただ声をかけられただけの人。
☆ナンパ男と時間
22:00時に着くバスがないので、最終バスの21:30着にしかたなく乗る。
(すでにもう帰りたい気分)
21:30~22:00までの30分間はあえて何も言わずベンチに座り、
町を行くカップルとかカップルとかカップルとかを羨望の眼差しで眺めてやりすごす。
(もうこのまま、帰りたいな~)
約束の時間
22:00
私「着いたよ!」
22:20
ナンパ「あと30分ぐらいで着く」
22:50分に着くと言っているのか!?
全然夜ご飯の時間じゃないっ!!!!
22:50
ナンパ「駐車場が満車で、どっか教えてほしい」
私「△△△駐車場ってとこは、どう?」
23:00
ナンパ「着きました!でも、(自分が)どこにいるかわかんない」
私「じゃぁ、そっちに行くよ」
23:05
信号を前に
あの日のデカリュック背負ってる相手を見つけた。
二人「あ、久しぶりです~。」
(久しぶり~とか言ってんな)
私「ごはん、どうしようか?」
ナンパ「この辺わかんない」
私「繁華街の方行く?」
ナンパ「そうしよう」
23:20
23:30でオーダーストップの居酒屋に滑り込む。
ナンパ(迷いなくお酒を注文)
私(こいつ帰らないつもりだ…泣)
ご飯は美味しかったので、メンタルが少しだけ回復する♥️♥️
ナンパ(お酒の力で饒舌に。疑惑の師匠とメンヘラ先輩の話をしだす。)
私(その横に置いてあるデカリュックから、いつ壺が出てくるのか心配でたまらない。)
0:00
お客さんもいなくなったので、お店を後にする。
ナンパ(ご機嫌に奢ってくれた😳)
私(メンタルがまた少し回復♥️♥️♥️)
私(ご飯という約束は果たしたので、そろそろ帰ろうかと動いてみる。)
ナンパ「久しぶりにこっちにきたから、カラオケに行きたい!!」と抵抗
私(こうなったら、カラオケ朝までコースの方が害がなさそう。)
あれ?いつの間にかカラオケ2時間コースになっていた。
☆ナンパ男と噛み合わない会話
私「今日どこに泊まるの?」
ナンパ「私ちゃんとこ行きたいな~」
私「寝るスペースないから無理だよ。」
繰り返す
ナンパ「私ちゃんとこ行きたいな~」
私「寝るスペースないから無理だよ。」
ナンパ「床でゴロンするから」
ゴロン!?(^^;)
私「ビジネスホテルとかネカフェあるよ!」
ナンパ「ホテル代払うなら私ちゃん家でいいじゃん。」
ホテル代払うなら私の家!?
このセリフにカチンときてしまった。
そのあとも
「床で寝るから。」とか
「廊下でいいから」とか
「一人分のスペースあれば」とか
「ネカフェじゃ寝られない」とか。
☆ナンパ男、置いていく
カラオケのお会計して。
私「ここ払うからいいよ。」
ナンパ「ここ払うぐらいなら泊めてよ。」
ここ払うぐらいなら!?
ナンパ「何もしないし、ほんとに床で寝るだけだから」
そーいうことじゃなくて
私「じゃぁ私、ホテル代出すからそこに泊まればいいよ」
ナンパ「それぐらいのお金は出せるよ」
それぐらい!?
一言、一言、余計な一言。
滲み出るデリカシーのなさ。
少しぐらい流されてもいいかなって思えるようなセリフを吐け・・・
大人げなく置いて帰った。
☆ナンパ男のその後
「ビジネスホテルも空いてない、ネカフェの場所がわからない」
ちょっと、気の毒になって
ネカフェの場所を教えてナンパ男とは、
壺を買わされる前に、ここで終わりにしました。
おまけ
次の日来たメッセージも余計
「メンヘラ先輩に紹介しておいたから!」